フォトウェディングで家族が着る服装は、新郎新婦の衣装と撮影場所、写真の雰囲気に合わせて選ぶのが基本です。両家で服装の格をそろえ、事前に「スーツ・ワンピースなどのきちんとした服装にするか」「普段着に近い服装にするか」を確認しておくと、写真全体に統一感が出ます。
結婚式を行わない場合でも、撮影では家族の服装が写真の印象を左右します。迷ったときは、新郎新婦が洋装なら家族も洋装、新郎新婦が和装なら家族も和装または落ち着いた洋装に合わせると選びやすくなります。
まず新郎新婦に確認する3つのこと
家族の服装を決める前に、撮影の「場所」「衣装」「希望する雰囲気」を確認しましょう。この3点によって、適した服装の格式や色が変わります。
- スタジオ、ホテル、チャペル、庭園、海辺などの撮影場所
- 新郎新婦が着る衣装の種類と色
- フォーマル、上品、自然体など、写真全体の雰囲気
たとえば、ホテルやチャペルで撮影する場合は、スーツやワンピースなどのきちんとした服装が合わせやすい一方、屋外で自然体の写真を撮る場合は、ジャケットやきれいめのブラウスなど、少し柔らかい服装も選択肢になります。
家族におすすめの服装
家族の服装は、両家で同じ衣装にする必要はありません。ただし、服装の格式をそろえると、並んで撮影したときにまとまりやすくなります。
| 家族 | 洋装の例 | 和装の例 |
|---|---|---|
| 父親 | ダークカラーのスーツ、シャツ、ネクタイ | 紋付き袴など、格式をそろえた和装 |
| 母親 | ワンピース、セットアップ、ジャケットスタイル | 黒留袖、色留袖、訪問着など |
| 兄弟姉妹 | スーツ、ワンピース、ブラウスとスカートなど | 訪問着、色無地、控えめな振袖など |
| 子ども | シャツ、ワンピース、ジャケット、フォーマル風の服 | 年齢や撮影内容に合う着物、羽織袴など |
上の組み合わせは一般的な例です。実際には、撮影場所や新郎新婦の希望に合わせて調整してください。片方の家族が礼服、もう片方がカジュアルな普段着という組み合わせは、写真上で服装の差が目立つことがあります。
新郎新婦が洋装の場合の家族の服装
新郎新婦がウェディングドレスやタキシードを着る場合、家族はスーツやワンピースなどのセミフォーマルな服装にすると合わせやすいです。ホテルやチャペルなど格式のある場所では、ジャケットを着用すると写真が引き締まります。
父親の服装
父親は、黒・ネイビー・チャコールグレーなどの落ち着いた色のスーツが無難です。シャツやネクタイの色は、家族全体や新郎新婦の衣装に合わせて選びます。
新郎がタキシードを着る場合でも、父親まで同じ衣装にする必要はありません。新郎より目立ちすぎない、落ち着いたスーツを選ぶと主役とのバランスを保てます。
母親の服装
母親は、ワンピース、スーツ、セットアップなどを選べます。立ったり座ったりする撮影があるため、見た目だけでなく動きやすさも確認しておきましょう。
色はネイビー、ベージュ、グレー、淡いブルーなどの落ち着いた色が使いやすいです。新婦のドレスと色が重なりそうな場合は、事前に衣装の色を確認しておくと安心です。
兄弟姉妹や子どもの服装
兄弟姉妹は、男性ならスーツやジャケット、女性ならワンピースやブラウスとスカートなどが適しています。子どもは、シャツやワンピース、ジャケットなど、動きやすさを保ちながら少しきちんと見える服装が向いています。
小さな子どもは長時間じっとしているのが難しいため、硬い素材や強く締め付ける服は避けると撮影しやすくなります。靴も、歩きにくい靴ではなく、サイズの合ったものを選びましょう。
新郎新婦が和装の場合の家族の服装
新郎新婦が白無垢、色打掛、紋付き袴などの和装を着る場合、家族は和装でも洋装でも構いません。ただし、庭園や神社など和の雰囲気が強い場所では、訪問着や落ち着いたスーツなどが写真に合わせやすくなります。
家族も和装にする場合
母親は訪問着や色無地、父親はスーツや紋付き袴などを選べます。親族全員が礼装にする場合は、誰がどの程度の格式の服装にするかを事前に相談してください。
和装には種類ごとに場面や格式の違いがあります。特に、黒留袖などを着るかどうかは、撮影だけなのか、親族の正式な集合写真を撮るのかによっても判断が変わります。着付けを依頼する場合は、撮影場所、衣装、着付けの有無を先に伝えましょう。
洋装にする場合
家族全員が和装にする必要はありません。父親がスーツ、母親がワンピースという組み合わせでも、色味や服装の格式をそろえれば自然にまとまります。
新郎新婦の和装が華やかな場合、家族の服装は無地や控えめな柄にすると、主役の衣装を引き立てやすくなります。
両家で服装の格式をそろえる方法
両家の服装は、衣装の種類を完全に同じにするよりも、フォーマル度と色の落ち着き方をそろえることが大切です。
- 父親同士はスーツなど、近い格式の服装にする
- 母親同士はワンピースや着物など、写真で並んだときの雰囲気を合わせる
- 片方だけが礼服、もう片方だけが普段着にならないようにする
- 新郎新婦の衣装と色が重なりすぎないようにする
- 家族写真を撮る場合は、靴やバッグまで含めて確認する
家族全員で相談しにくい場合は、新郎新婦が代表して「父親はスーツ、母親はワンピース程度」と具体的に伝えると、服装を決めやすくなります。
避けたほうがよい服装
次の服装は、撮影場所や新郎新婦の希望によっては写真の雰囲気と合わないことがあります。
- 部屋着に見えるスウェットやジャージ
- 大きなロゴや派手なキャラクターが入った服
- 極端に短いスカートや露出の多い服
- 歩きにくい高いヒールや、汚れが目立つ靴
- 新婦のドレスと区別しにくい白一色の服
- 家族の中で一人だけ大きく格式が異なる服
白い服がすべて禁止というわけではありませんが、新婦の衣装と重なる可能性があります。白や明るい色を着たい場合は、新郎新婦に確認し、ジャケットや柄などで差をつけると調整しやすくなります。
黒い服も着用できますが、家族全員が黒一色になると、写真によっては重い印象になることがあります。ネクタイ、ブラウス、アクセサリーなどに控えめな色を取り入れる方法もあります。
季節や撮影場所に合わせるポイント
屋外撮影では、見た目だけでなく気温や天候への対策も必要です。夏は通気性のよい素材、冬はコートや防寒用の羽織ものを用意し、撮影時だけ外すかどうかを確認してください。
- 海辺や公園では、風で乱れにくい髪型や服装にする
- 庭園や砂地では、細いヒールや裾の長い服を避ける
- 暑い時期は汗が目立ちにくい色や素材を選ぶ
- 寒い時期は撮影用と移動用の上着を分ける
- 雨天時に備え、替えの靴やタオルを用意する
屋外で撮影する場合は、衣装だけでなく、着替え場所、荷物の置き場所、雨天時の対応も撮影前に確認しておくと安心です。
服装以外に確認しておきたいこと
家族が撮影に参加する場合は、服装のほかに、集合時間や参加する撮影シーンも確認しておきましょう。撮影の途中で着替える予定がある場合は、着替えの場所や時間も事前に把握しておく必要があります。
- 家族が参加する撮影の時間帯
- 集合場所と待ち合わせ時間
- 家族写真を撮るかどうか
- 靴やバッグを写真に入れるかどうか
- 着付け、ヘアセット、衣装レンタルが必要か
- 子どもや高齢者が休める場所があるか
家族写真を撮る予定があるなら、撮影前に全身の服装を確認しておくと、靴だけカジュアルだった、柄が重なって見えたといった失敗を防げます。
迷ったときの決め方
服装に迷ったときは、次の順番で決めると判断しやすくなります。
- 新郎新婦の衣装と撮影場所を確認する
- 家族は洋装か和装か、フォーマルかきれいめかを決める
- 両家の親同士で服装の格式をそろえる
- 色や柄が新郎新婦の衣装と重ならないか確認する
- 靴、バッグ、防寒具、子どもの着替えを準備する
- 撮影日の前に全身を試着し、動きやすさを確認する
最初に行うことは、新郎新婦へ「家族はどの程度の服装にしてほしいか」「写真の雰囲気や色の希望はあるか」を聞くことです。指定がなければ、両家ともスーツやワンピースなどのきちんとした服装を基準にし、撮影場所に合わせて少し調整するとよいでしょう。
フォトウェディングの家族の服装は、新郎新婦より目立ちすぎず、家族同士の格式をそろえ、撮影場所に合っていることが判断のポイントです。衣装や撮影内容を事前に共有し、家族全員が無理なく過ごせる服装を選びましょう。







